先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-14~

みなさん、こんにちは。

勤務校のオンライン化(会議・授業など)に向けて、諸事情合ってそのプロジェクトチームのコアメンバーを担うことになりました。そして、正直ふつうに勤務しているよりもさらにタイトなスケジュールでこの一週間ほど生活をしています。

さて、そのような時ふと感じたこと、それは「リレーション(信頼関係)」の構築がとても大切なんだということです。そして、手間をかけても相手の気持ちに寄り添うことの重要性を痛感しています。

実は、現在そのプロジェクトチームは大きく分けて2チームです。一つ目が短期的にオンライン化に向けた会議や授業の準備をするチームAと、中長期的にオンライン化が進んだ場合、学習支援クラウドやオンライン時間割などを決定・運用していくチームBです。そして、ある意味そのチームA&チームBを統括するチームX(対策本部)に管理職2名と諸事情合って2名の教員(うち1名が私です)が選ばれて今まさに動いています。

実は、その2名の教員は同期で、私としては最も信頼できる同僚H先生です。そして何よりもICT関係にめっぽう強く、アナライザー気質で、しっかりと全体を俯瞰して動いてくれます。

対する私は、自分を客観的に分析するとアイディアマンでスピード感と実行力はありますが、勢い重視で少々仕事が粗い(笑)だから、H先生と仕事をすると私はものすごく自分の力が発揮される気がします。

今回紆余曲折あって、チームXになった時も、H先生がいるならば大丈夫!と安心ができました。また、管理職のおふたりのうちおひとりは普段あまりお仕事をご一緒したことはありませんでしたが、一緒にチームXでご一緒するようになり、その方のお考えやお気持ちがわかり、その方がどうしたいかを考えながら行動すると、非常にスムーズに仕事が回るようになってきました。そして、正直ご一緒にチームXで仕事をさせていただく前と今では、なんとなくリレーションが生まれているなぁと実感することが多くなりました。

そして、それはきっと相手の気持ちに寄り添うことができているからだと思います。正直私はスピードと効率重視が本質的な性格で、当初はチームXで会議をしていても、もっとこうしたほうが…と感じることが多くありました。でも、管理職のおふたりやH先生と対話をするたびに、特に管理職のおふたりは全体を見て、全員がきちんとハードルをこえていけるように考えているんだなぁと。またH先生はいかに私のアイディアをきちんと全員に伝わるように具現化しようと考えてくれているんだなぁと。

だから、あえて不謹慎なことを言いますが、今回こういった社会情勢で勤務校の対策本部として動けていることに感謝をしています。そして、何よりも今は学校関係者の幸せを願って、この組織が永続的に生き残れるように、いまやれることを全力でやろうと思っています。

そして何より、ひとりではできません。助けてくれるみなさんがいるからこそ、できているんだなと。

ありがとうございます。感謝の気持ちしかない今日この頃です。