先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-24~

みなさん、こんにちは。

昨日5月8日(金)は、これからの「教育現場」を大きく変えるきっかけになる日だと確信しています。

それは、「都立学校における学習支援サービスの活用に向けた協定を締結 都立学校の生徒16万人、教員2万人がオンライン学習等で利用する学習支援サービスを提供」という発表がされたのです。記事の詳細は以下の通りです…。

 

日本マイクロソフト株式会社 (本社: 東京都港区、代表取締役 社長: 吉田 仁志、以下 日本マイクロソフト) は、東京都教育委員会と協定を締結し、都立高等学校・特別支援学校などの都立学校全 247 校のすべての生徒 (約 16 万人) と教員 (約 2 万人) が利用する、学習支援サービスを 2020 年 5 月より提供します。

東京都教育委員会は、双方向のオンライン学習等を円滑に実施できる環境の整備と、生徒の学習支援を目的として、「Microsoft 365 Education」を採用しました。2020 年 5 月中旬より、オンライン学習や教員・生徒のコミュニケーションにおいて、Microsoft 365 Education に含まれるコラボレーションツール「Microsoft Teams」等が活用されます。

■ 都立学校が Microsoft 365 Education を活用して実施する学習支援の例:

  • 個人面談
  • 教員と生徒による学級会やホームルームの開催
  • 自宅にいる生徒に対してオンライン授業や学習指導を実施
  • 教員から生徒に課題を配信し、生徒から課題を提出

* すべての都立学校で実施するわけではありません。

■ 日本マイクロソフトの役割:

  • 学習支援サービスとして、Microsoft 365 Education を提供
    * 1 日も早くオンライン学習の環境を構築するため、2020 年 5 月から Office 365 Education を提供、2020 年 11 月より Microsoft 365 Education に切り替えます
  • 2020 年 5 月から都立学校でオンライン授業や教員・生徒のコミュニケーションが図れるように、すべての生徒と教員が利用するアカウントを作成し、Microsoft Teams の初期設定を実施
  • 都立学校の教員と生徒が、Office 365 Education を円滑に利用できるようにするためのオンライン研修を実施するとともに、アカウント管理や Teams 利用に関する技術的な問い合わせ対応を実施

(出典:https://news.microsoft.com/ja-jp/2020/05/08/200508-agreement-for-the-use-of-learning-support-services/より引用)

 

「すべての都立学校で実施するわけではありません。」の一言が気になるところではありますが、間違いなく東京都がこのような動きをすれば、日本の教育界はこの東京都モデルを参考にICT化、オンライン化に向けた動きを加速度的に進めることになると確信しています。

私自身、もちろんこのようなことはあくまで手段であって目的ではないと思っています。ただ、この手段を取ることにより、目的達成のためにさまざまな障壁を乗り越えられると思いますし、何よりも「学校のあり方」が変化します。

昨今問題視されていた「学校の先生の超過勤務」「ブラック部活」などにも確実に良い刺激をもたらし、学校が本来の機能を取り戻すと感じます。

ただ、何より大事なことは、どれだけ素晴らしいシステムが導入をされても、それを活用する「人財」のマインドチェンジがあってのことですよね。

さて、僕たち教員は変われるのか?それとも恐竜のように絶滅するのか?ひとりひとりのハートにかかっていますね。