先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-26~

みなさん、おはようございます。

今日は、「やる人・やらない人」について話をしたいと思います。

この社会情勢で、確実に「やる人・やらない人」の差がハッキリしてきたと肌感覚で実感をしています。

もちろん、それにはさまざまな要因がありますし、たとえばどうしてもやらなくてはいけない人やどうしてもやれない人という場合もあるでしょう。

さすがに、コロナウィルスに感染しているのになぜ仕事や家事をやらないの?という批判はしていけないとは思いますし、この社会情勢で家計が厳しくなってどうしてもできないなんていう人もいると思います。そのような厳しい状況に置かれた方はより目の前のことを解決することに注力すべきだと思いますし、注力できるように周囲がフォローしてあげることが大切だと思います。

ただ、あえて言わせてもらいますが教育界はおかげさまで現時点では給与面の心配をすることはないですし、臨時休校のために普段よりも目に見える仕事の拘束時間は全体的には減少していると感じます。私個人でも通勤時間はもちろん、部活動や授業以外の業務が減っているため、普段よりもクリエイティブなことをできる時間が増えています。さて、そのように私みたいにこの社会情勢の中でも比較的安全・安心が担保されている人という前提で「やる人・やらない人」の差が何なのか。実は、私のまわりではこのwithコロナの時代で、確実に教育は良い方向に変化する、そのために「今できることをやろう」ととらえて、積極的な情報交換、そのうえで各勤務校や身の回りで新たな挑戦をする方が多いです。その方々はみんな「今何ができるかを考えよう」というスタンスで、もちろん健康第一が前提条件ですが、とにかく「やれる理由」を探しています。一方、私の周りにも失礼ながら「やらない人」がいます。もちろん、さまざま事情を抱えていると思うので、そのような方々を否定するつもりは一切ありませんが、その中にはやれるのに「やらない理由」をたくさん主張する方がいます。たとえばこの社会情勢の中でどうしてもICT化、オンライン化を進めざるを得ない中でも、「生徒が一人一台デバイスを持っていないからやめたほうがいい」「Zoomは脆弱性が心配だから使わないほうがいい」「生徒が動画を視聴するにはギガをたくさん使うからやめたほうがいい」なんてことを言われました。うーん、なんていうかやらない理由ってきっといくらでも見つかるんですよね(笑)正直私だってやらない理由なんて見つけようと思えばいくらでも見つかります。それに何をやるにしてもリスクはゼロではありません。ただ、やる側にとってはきちんとリスクヘッジ&リスクマネジメントをして、限りなくリスクを減らしながらも一歩一歩進めていく、そうしないといつまで経ってもやらずじまいなんだろうなぁと。むしろ、このwithコロナの時代はある意味失敗が許されます。だって、そうじゃないですか!?いまオンライン授業をしても、まだ生徒も保護者もあたたかい目で先生たちの挑戦に付き合ってくれます。でも、これが3年後にオンライン授業がまともにできないようなら、きっとそれは厳しい目になるでしょう。私自身も今週から兼任講師を務める大学でオンライン授業がスタートしますが、現時点でもGoogleフォームの準備で少し失敗をして受講者の方に迷惑をかけましたが、それでも受講者の学生さんはきちんと指摘をしてくれて、おかげで改善することができました。また、さらに他の学生さんに模擬授業も受けてもらい、私自身もその学生さんも失敗しながらもだいぶオンライン授業に慣れることができました。もちろん失敗できるから中途半端な準備で良いというわけではありません。ただ、多くの人がはじめての経験で慣れていないいまだからこそ、失敗をおそれずに挑戦できるのがこのwithコロナ時代なのかなぁと。

だからこそ、あえて言います。

「やらない理由を並べるのは簡単。でもやる理由を見つけて、失敗をおそれずにやっていくことができるのが今だと。」

さて、みなさんは「やる人」ですか?「やらない人」ですか?