先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-30~

みなさん、こんにちは。

本日はwithコロナの時代になって、世界が広がったという話をしたいと思います。いや、正確には取り戻しているんですかね。

実は私は年賀状を書くのが毎年恒例行事です。最近では年賀状をやりとりする人も減ってきたという話を聞きますが年末はある意味楽しみに年賀状を書いています。確かに職場の方とやりとりをするのはそろそろ控えても良いのかなぁと考えたりもしているのですが、やはり普段会えない人と年に1回のやりとりをするだけでも、お互いの生存確認と簡単な近況報告ができて、良い文化だなぁと感じています。もちろんSNSの普及で年賀状だけのやりとりの方は本当に限られていて、確かに他にもいろいろとやり方はあるなぁと思いますので、もしかしたら私も数年後は年賀状をやめているかもしれません。

ただ、そのような中、withコロナの時代になって、年賀状だけでしかやりとりをしないような方々と、オンラインでつながる機会が増えました。最近では大学時代の友人や高校時代の先輩、また数年前に出会ってからSNS上だけでやりとりをしていた北海道にお住いの方々など…どうしてもオフラインのコミュニケーションが減って、オンラインのコミュニケーションの機会が増え、その中で普段社交辞令のように「いつか会おうね」と言っていた方々とオンライン上で普通に会えるんです。

でも、これって別にいまに始まったことではないんですよね。これまでもオンラインコミュニケーションは普通でしたが、急速に日本社会がオフラインコミュニケーションが激減し、オンラインコミュニケーションが求められるようになった結果、これまでもできたはずのオンラインコミュニケーションを急激に加速化させたんですよね。そう、オフラインとオンラインの併用がこのwithコロナの時代で「あたりまえ」になったんですよね。

そして、確かにこのwithコロナの時代で間違いなく「自分で選択して使える時間」が私自身は増えました。もちろん、そうでないという方もいるとは思いますが、おかげさまで私は増えました。私の場合、通勤時間が合計で2時間ほど毎日減っていますし、現在臨時休校中のため、やはり普段よりは必須の仕事が減少しています。ただ、そのかわり定期的なオンライン会議は増えましたし、さまざまな情報交換の場も増えました。そして、コロナ以前の頃にふつうに生活をしていなかったら会えなかった方々とも、オンライン上でコミュニケーションをとり、また新たな気づきや知見をいただいています。そう、間違いなくアフターコロナの日本社会の生き方、つまりライフスタイルは大きく変化をします。満員電車に揺られ、朝早く、夜遅く通勤し、なんとなくよくわからないお付き合いも減り、きっと仕事上の無駄も減るでしょう。在宅勤務の時間も増え、ある意味自宅もオフィスの一つになるでしょう。そして、ひとつの仕事だけではなく、兼業があたりまえになったり、まさに新しい仕事がどんどん創出されると思います。そう、確実に日本社会は変わります。

だからこそ、「あの頃(コロナ前)が良かったなぁ」と嘆くよりも、「アフターコロナでさらに良くなったね」と言えるように、私たち一人ひとりが「今できること」をしっかりやっていくことが大事なんだと思います。コロナウィルス感染拡大という事実はもう変えることはできません。だからこそ、その事実をどうプラスに変えていくのか、それであれば私たちにもできることです。