先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-37~

みなさん、こんにちは。

本日は、久しぶりの出勤です。動画撮影のサポートをするためなのですが、朝職員室にきたら素敵な量の資料と素敵な量のメールが届いていました。メールは自宅でも見られれるようにしてあるのでそうでもなかったのですが、資料をひととおり片付けるだけで約1時間30分…現在朝の7:00です。って、何時に出勤しているんだ!?と言われそうですが、まぁ普段から朝の6:35には出勤している人間なので、いつもより1時間くらい早いだけで、気持ちよく朝のひと仕事を終えられました。

さて、いよいよ東京・神奈川・千葉・埼玉・北海道を除いて緊急事態宣言が解除となりました。そして残る5道府県も来週には解除の可能性が高まってきました。そして、学校も再開に向けて秒読み段階にきています。

ただ、ここでどのように再開されるのか、特に私学はその手腕が問われていると思います。学校の地域性や生徒層、またそれぞれの学校の理念が何のために生徒を通学させ、また通学して何をやるのか、本当に問われていると思います。

また、何よりも心配なのは生徒の心のケアです。もちろん教職員を含めた大人の心のケアを忘れてはいけませんが、この約2か月の臨時休校期間を経て、ひとりひとりがどのような心の状態なのか…しっかりと見極めてそれこそ一対一の対話をしていく必要があるでしょう。また、何よりも怖いのは第二波、第三波がくることです。冷静に考えても6月から多くの企業や学校が再開し始めるわけですから、どう考えてもまた感染者が増加すると想定しておくことがよいでしょう。そのような中でどのように対応していくのか、また実は生徒よりも重症化リスクの高い教職員から犠牲者を出さないために何ができるのか、改めて何のために学校を再開するのか?をきちんと見極めて再開していくことが求められることだと思います。

おそらく多くの都内の学校も昨日の関西圏の緊急事態宣言の解除を受け、また本日にも出される文科省からのガイドラインや東京都の解除に向けたロードマップを受けて、学校を再開させることになると思います。

そして、きっとどのような対応をとっても賛否両論があるとは思います。では、どうすればよいのか?私はやはり何がどうあっても優先されるものは学校関係者の「命」だと信じています。この「命」をどう守ったうえで、学校を再開するのか…一教職員としてできることは限られていますが、さまざまな想定と準備をして学校再開に向けてその選択を正解にできるようにしていきます。