先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-51~

みなさん、こんにちは。

昨日は2020年度はじめての授業でした。分散登校でしたので、クラス半分の生徒を対象に同じ授業を2回実施しました。いわゆるオリエンテーションでしたが、これまでの教員人生ではじめての雰囲気でした。

なんというかいつもとは違う緊張感と「話してはいけない」という雰囲気で、何よりみんなしっかりと傾聴をしてくれました。ただ、とにかくリアクションがない(笑)正確に言うと目線とうなずきはありますが、口頭でのリアクションがほぼ皆無なので、なんというかダウンタウンの「笑ってはいけない〇〇シリーズ」のような雰囲気でした。最初の授業なので私もなるべく緊張をほぐすため自己紹介などでいわゆるネタを用意していたのですが…私の用意していたネタのクオリティが低かっただけかもしれませんが、なんというかピエロになった気持ちでした。

しかし、久しぶりの対面授業は正直良いものですね。対面授業をやる意義というのをしっかり考えなくてはなりませんが、それでもこうやって直に会ってコミュニケーションをとれるということは人間にとってやはりかえがたいものだと痛感しました。ここ数か月どうしてもオンラインコミュニケーションが増え、ある意味オンラインコミュニケーションの良さも見出していました。感染リスクを高めてまで通学する意味を見出せなかった時期もありましたが、通学してきた生徒の様子も見ると、決して無意味ではないと感じました。

ただ、だからこそこのような社会情勢を鑑みて、改めてオフラインでできること、オンラインでできることを見極めて、状況に合わせて使い分けていくことが大切だと思いました。

東京都は6/5現在、東京アラートも発令をして感染者数もここ数日間20名前後と増加傾向にあります。そして、あと1週間後には緊急事態宣言解除の結果が出てくると思われます。そのような意味でも、オフラインとオンラインの共存・併用を改めて考えていき、生徒にとっても教職員にとっても無理ないカタチで、学校としての存在意義を高めていけたらと思います。

withコロナで生徒が学校に通学する意味…見出せました。