先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-114~

みなさん、おはようございます。

今週は久しぶりに学内の業務に注力をして仕事ができる一週間です。これまではどうしても部活の大会のことがあり、相当コロナウィルス対策のことで、神経をつかっていたんだなぁと、改めて部活が無い一週間を経験して切に感じています。

さて、昨日文部科学省が新たな指針を出しました。学校現場において、マスク着用が必須ではない、また過度な消毒の必要は無いなどです。熱中症や教職員の負担などを考慮してなんて言われていますが…私自身学校現場に身を置く立場として、なんとなく心配になっています。と、言うのも文部科学省の意図がきちんと現場に伝わればよいのですが、そうでないならば、今後学校現場からクラスターの発生が増えてしまうのではないかということです。

もちろん、生徒たちは無症状や軽症が多く、生徒たちがどうこうなるという確率は非常に低いと思います。ただ、私が心配をしているのは教職員、しかも比較的年配の教職員の方がです。かくいう私自身もそう若いといえる年齢ではないですが、それでもまだ重症化リスクの低い世代ではあります。しかし、50代以上の先生方にとっては、非常に怖い状況に置かれてしまうのではないかと心配しています。

ある意味無症状者ばかりの集団において、そうではない教職員…マスクが外れ、消毒が無くなっていった後、学校現場はどうなっていくのか…非常に心配です。もちろん、経済を回さなくてはいけない、社会を動かさなくてはいけない…その考えはよくわかります。

しかし、医療現場や学校現場は今後どうなってしまうのか…なんとなくこの変な「慣れ」が悪い方向に向かわなければ良いなぁと感じながら、私自身も自分が感染しないように、これまで以上に自分自身で気を付けていきたいと思いました。

なんというかある意味学校現場が一丸となって、ひとりひとりの意識を高めることができれば、何か制度やルールに縛られなくても、みなさんで感染のリスクを減らすことができるのはないだろうかと考えています。

いよいよ、本校も来週から夏休みになります。多くの学校が部活の夏になると思います。そのような中で、部活クラスターが起きないように、そして全国の先生方でコロナの犠牲者が出ないように…祈るばかりです。

ひとりひとりの意識を高めて、コロナに打ち勝つ!そういう夏にしなくてはいけないですね。