先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-138~

みなさん、おはようございます。
本日で8月が終わりますね。なんというか、本当にあっという間の8月でした。
いつもだと自分の見聞を広めながら、部活と校務にあたる一か月ですが、今年は部活と校務と授業準備という、比較的絞られたことしかできない一か月でした。ただ、それはそれでしっかりと2学期に向けての準備期間として割り切れて過ごせたのではないかなぁと思います。
さて、8月を振り返ってみると…まずはやっぱりいつもと全然違う8月でした。とにかく「例年通り」という言葉がつかえない夏でしたが、むしろこの「例年通り」が使えなかった分、どんどんと新しいこと、また新しい発想が生まれた期間でもありました。
なんというかこの「例年通り」という言葉、実は人間の成長を止めさせる言葉なんだろうなぁと最近感じ始めました。もちろん、「例年通り」や「踏襲」というのは、前年と同じことをすればよいわけですから、とても楽です(笑)もちろん、すべての仕事をゼロからつくりあげていったら、大変なことになります。だからこそ、「例年通り」なものを完全否定するつもりはありませんし、むしろ「例年通り」できるものについては、「例年通り」で良いと思います。しかし、なんでもかんでも「例年通り」だと新しいことは生まれません。そして、比較的学校現場というのはこの「例年通り」が大好きです。でも、どうなんでしょうね…
例えば、事務作業を「例年通り」実施するのはまぁ良いかもしれません。ただ、授業を「例年通り」、部活の指導を「例年通り」、生徒の指導を「例年通り」…そんなことにはなりたくないですよね。
もちろん、毎年ゼロからつくりあげるのではなく、毎年ブラッシュアップしていく、そういうイメージを持って学校現場が日々成長し、時にゼロからつくりあげる変革を行う、そういうイメージがちょうど良いのかなぁと思います。
実は、先日あるお知り合いの先生がこんなことをつぶやいていました。「なぜいまの若い先生たちはあんなに授業準備に時間をかけているんだろう。授業準備は、一度すれば何年もそのままで使えるし、部活だって、例年通り練習すればそれなりの結果は出るのにね。」うーん、まぁなんというか…。
私はいつまで経っても良い意味で「教員」としてのプライドを忘れず、授業準備も毎年ブラッシュアップして、部活指導もその年の生徒に合わせて更新し、そして何よりも一対一の生徒指導を心がけたいと思えました。
さて、みなさんはどうやってブラッシュアップしていきますか?それとも、「例年通り」いきますか?