先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-147~

みなさん、おはようございます。

そろそろ秋の空模様の雰囲気となってきて、若干涼しくなりそうですね。

なんとなくコロナウィルスも9月~10月くらいはおとなしくしてくれるのかなぁと感じつつ、その後の冬にどういう状況になるのか、どういう状況になっても良いように今やれることをしっかりやっていこうと思います。

さて、日程の関係で私にとっては本日が2学期初回の授業となります。いやはや、待ちに待った授業ですね。と、言っても実際は夏休みが例年よりも短かった分、約一か月ぶりの授業となりますが、楽しみです。

先日ある先生がこんなことを話していました。「授業は短縮のままでよいから、部活だけは今までどおりに戻せば、いつもより部活ができて、授業も短くて良いんだよなぁ」と。

うーん、生徒が言うのであればまだ気持ちはわかるのですが、なんというかどちらが優先なのかなぁと思ってしまいました。

私は現時点での日本の高等教育においては、賛否両論があることを前提としたうえでも、授業と部活はどちらも大切だと思います。ただ、もしどちらかを優先しなくてはならない時があるのであれば、大前提は授業だと思います。もちろん、部活動における公式戦などがある場合は、そちらを優先して授業を公欠にするなどの配慮は必要です。

しかし、あくまで教育課程外の活動が部活動です。だからこそ、本来の教育課程がきちんと行われたうえで、部活動などが成立すると思いますので、そのあたりの優先順位が間違ってくると、学校のあり方が異なるものとなってしまう心配があります。

だからこそ、先述した先生の言葉は、少し残念ですし、ただそれがある意味学校現場の実情でもあります。

いよいよ文科省が部活動を外部委託する動きを数年後本格的に始動させるようです。ただ、私自身はそう簡単にいく問題では無いと思いますし、日本の学校現場の実情は学校と部活が密接な関係にあります。

だからこそ、今後特に中学校、高等学校における部活動のあり方は、良い意味で変化していかなくてはならないと思います。そして、いち早く良い方向に変化できた学校が、今後10年、20年と永続的に生き残っていけると思います。

この数年で、学校に対するニーズがさらに変化してきます。その中で、授業も部活も学校現場で実際に行われていることをきちんと見直して、ブラッシュアップしていくこと、それが求められているはずです。

さて、10年後学校という場はどう変化しているのか!?むしろ、全く変化していないかもしれませんし、ある意味後退しているかもしれません。

そうならないように、変化をうけいれ、変化を活かすようにしていきたいですね。