先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-233~

みなさん、おはようございます。

昨日は静岡の先生方に引き続き、授業にゲストが来てくださりました。

それが、本校の卒業アルバム専属カメラマンの方と同僚の講師の先生です。

やはり他の方が授業を見学してくださると、生徒にとっても私にとってもいつもよりは2割増しくらいの緊張感があり、なんか良いなぁと思います。

コロナ禍で相互に授業見学する機会が減っていましたが、改めてこういう機会がとても大切だなぁと感じました。

しかし残念ながら、本校ではこのような機会がどんどんと失われているのが現実です。

それはなぜか⁉️シンプルに多忙なんですね。

正確に言えば多忙感と閉塞感が蔓延しているのだと思います。

教員という仕事はよく言われることですが、授業以外のことが山ほどあります。

私も空きコマでは、校務分掌と部活の業務を中心に行っていて、昼食すらデスクで食べるのがふつうです。そして、授業が終わると放課後は部活か校務分掌の仕事、もしくは会議ですね。

若い頃はその部活が終わってから授業準備をしていましたが、そうなると帰宅するのが22:00前後になるのが当たり前だったので、今は極力自宅で授業準備をするようにしています。

そのようなわけで、正直他の先生の授業を見学するゆとりというのはそうないんですね。

もちろんそのような中でも私は他の先生の授業を見学するのが大好きなので(笑)、廊下を歩きながらなんとなく授業を眺める習慣がありますが、実は最近もっと残念なことがあります。

それは、多くの授業がカーテンが閉まっていて外から覗けないということなんですね。

勤務校ではルールとして、原則授業中カーテンはあけておくことになっています。

もちろん映像を視聴したりするなど特別な場合はその限りではありません。

しかし、先日静岡の先生が見学にお越しになった際、校内を案内していたところカーテンが空いていたクラスはわずかでした…。

なんというかこれが現実なんですね。

この原因はシンプルに学校としてのコンセンサスが取れていないということです。

たかがカーテンです。されどカーテンです。

こういうものがどの先生でもできない状況になっていくと、それがあたりまえになり、いつしか気にならなくなります。

それは、教室が汚れていたり生活指導が乱れていったりと、そういったことにつながっていくんですよね。

ただ、残念ながら当分このままでいくでしょう。

こういう細かい変化が生じた時に、絆創膏を貼るか、見て見ぬふりするか、それともきちんと治療するか…組織力が問われているなぁと感じている今日この頃です。