先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-298~

みなさん、おはようございます。

今週は勤務校の一般入試です。実は私が現在の勤務校に勤めて、こんなにゆとりのある一般入試の一週間はありません。と、言うのもコロナウィルスの関係で、一般入試から合格発表までの3日間以外はすべてお休みなんです…。と、言うわけで本日もお休みなのですが、実は少々心配もありました。やはり、入試前日や前々日に何かあることも考えて、学校にいたほうが良いとも思いましたが、先週ある出来事があり、スッキリとした気持ちで手放せることができました。それは、一緒に働く人への確固たる信頼です。

実は私は現在の勤務校に勤めてから今までずっと入試担当でした。そういうわけで、入試シーズンというのは繁忙期です。また途中から責任者のひとりとなり、それまで以上に責任感が増して、入試前後にお休みをとるなんていうことは考えられないことでした。

ただ、先週一緒に働く入試担当の先生方の様子をみて、良い意味で私がいなくても任せられると自信を持って思えるようになりました。ここ数年、引継ぎをテーマに誰でもやれる校務分掌を目指して業務に従事していました。

やはり教員として採用された以上、校務分掌の優先度は低いはずです。しかし、残念ながら現実はそうではありません。多くの学校で校務分掌の業務量が多く、そのために教材研究や生徒指導に時間がさけないという話をよく聞きます。私自身も、校務分掌の時間にさくことが多く、決して校務分掌の仕事が嫌だというわけではなく、もっと他の時間にさけるようにいかに効率的にだれがやってもできるようにしなくてはならないと感じていました。

そして、そのためにこの数年、てばなすようにしていましたが、それでもある意味てばなせない自分がいました。ただ、先週の土曜日、その日の同僚の姿をみて、自信を持って私がいなくても回る校務分掌になったと実感できました。もちろん、私自身が来年度どういう職務になるかはわかりません。ただ、ハッキリと誰でもできるレベルになった以上、いつでも私が離れられることはできるようになりました。

そういうわけで、本日と明日はのんびりと過ごして、一般入試当日を迎えたいと思います。

自分がいなくても回る仕事…そして本当の意味で自分にしかできない仕事、その時間にこれからはさらに時間をさいていこうと思う今日この頃です。