先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-305~

みなさん、おはようございます。

「君たちは勉強・学びが嫌いなんじゃない!やる意味がわからないことをやらされるのが嫌いなんです」滝本哲史『ミライの授業』より

ふと、この言葉が目に入ってきました。よく授業のオリエンテーションなどに用いる方もいるそうですが、私はこれは授業だけではなく、生きていくことすべてに通じることだと思います。

働いていてもそうなんです。この仕事何の意味があるの?と思いながら働くのと、この仕事をやりきったらこうなる!というのがあるのでは、全く異なります。

そういう意味でもやる意味がわかるということはとても大切ですよね。もちろん、どのような勉強・学び、そして仕事においても内的基準をつくってその意味を見出すことは可能です。しかしながら、やはり外的基準も少なからずは必要となってきます。

その内的・外的のバランスがしっかりとれていると、たとえば勉強・学びもどんどん進んでいくのではないかと思います。

たとえば、外的基準としてはテストで良い点数をとりたい、入試で合格したいなどが挙げられますね。そして、内的基準としては自分自身が成長したい、教養を身に付けたいなどがあります。これが外的基準ばかりだと、きっと自分の血肉にはならない知識になってしまうでしょうし、内的基準が強すぎるとある意味自己満足に陥ってしまいます。

これらのバランスをしっかりしたうえで、学んでいくことが大切だと思います。

また、社会に出て働いていくうえでもこのバランスは非常に大切です。外的基準、たとえばノルマばかりが先行しては、やらされている感覚に陥る人もいるでしょうし、内的基準ばかりだけでは、その人の成長は見込まれても組織としての成果を得るのは難しいでしょう。

そういう意味でも、学校でいえば先生、職場でいえば上司、つまりマネジメントする立場の人の役割が改めて重要になってくるのだと感じています。

さて、みなさんは何のために勉強していますか?何のために学んでいますか?

そして何のために働いていきますか!?