先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-311~

みなさん、おはようございます。

先日、ある生徒が「部活に有給制度がほしい」とつぶやいたそうです(笑)

個人的には大賛成ですし、実は数年前ある関西の強豪バスケ部が有給制度を取り入れているという記事も目にしました。ただし、その部活は基本お休みが無いため、ベースを考えるとなかなかのような気もしますが…

実は、私自身も有給制度については思うところがあります。自分自身、実は有給制度を使ったことはほぼありません。正確には、法が改正されて、年間5日間の取得が義務付けられてから、どうにか毎年5日間取得しているのが実情です。

それは、なぜか!?実は振替休日を取得するので手一杯なんですね。数年前までは振り替え休日する取得せずに年度をまたいでいましたが、この数年働き方改革の影響で、どうにか振替休日を取得することが厳命されるようになりました。

そして、昨日はその振替休日取得のために他の顧問の先生と相談をしながら予定を立てていました。今年度は実際のお休み自体は例年になく多かったのですが、どうしても振替休日を消化できるのは、平日でしかも授業や部活が無い日です。そうするとものすごく限られてしまうんですよね。昨日はそれらをどうにかするために結局半日かけて、さまざまな方策を立てて、どうにかぎりぎり消化できそうです(笑)

しかし、根本的解決をしていくことが大事だと考えています。そのためにやることが業務のみえる化です。実は昨年度までともに同じ顧問をして、今年度から管理職になられた先生にある一言をもらいました。それは…「管理職になるとどうしてもひとりひとりの先生方が実際にどう働いているのかが見えづらくなる。だから、この日に休んでほしいとかが言いづらくなる。ゆえに、それぞれの先生が業務のみえる化をしてもらって、そこを調整するのが必要ですね」というものでした。そして、その先生と顧問をやってきて、私が所属している野球部は顧問の予定をともに共有するようにしてきました。それが数年間記録として残っているのですが、それが何かしらの道しるべになるのではないかということです。

私自身、正直言うと週休2日、定時で帰宅したいほうではありません。もちろん、早く帰れるにこしたことはないですが、日曜日の部活も嫌いではありません。ただ、これが2週間も3週間も休みがないという状態が続いた時は、正直きついです。つまり、それぞれの働き方にあって、休みの取り方を学校全体でマネジメントしていく必要があるんですよね。

そして、それは教職員だけではなく生徒も同じだと思います。私は部活が毎日行うことが美徳とも思えませんし、ある意味有給制度があっても良いと思います。まぁ、残念ながら給料は出せませんが(笑)

つまりこれからの時代、ひとりひとりのライフスタイルにあった、勉強のあり方、部活のあり方、働き方が必要なんですよね。

画一型の授業、軍隊式の部活、残業だらけの仕事はこれから確実に淘汰されていきます。

さて、ひとりひとりが強い意志を持って、自分自身で変化をさせていく必要がありますね。