先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-321~

みなさん、おはようございます。

本日は勤務校の卒業式です。ただ、なんとなく「卒業式」という気がしないのは、このコロナ禍のせいでしょうか。

勤務校では紆余曲折ありましたが、式典は生徒が全員同時に参加できることが決まりました。ただ、来賓や保護者の方は参加できず、また後援会の保護者の方が各クラスの最後のHRを撮影のために参加できることにはなりました。

やはりこういう制約がついてしまっているからでしょうが、とにかく卒業生のために素敵な時間になってほしいと切に願います。

さて、もうひとつ卒業式が感じにくいのは、日程的なものもあるかと思います。それは、今年度例年と異なり、下級生の学年末試験中に卒業式が実施されることです。これは致し方ないことなのですが、どうしても教員は採点業務と並行をしながらの卒業式となります。

なんというか卒業生のためだけの時間をつくれないことも今年の卒業式はなんとなくいつもと違う卒業式になってしまっているんでしょうね…。

ちなみに一年前を思い出すと、昨年は各クラスでの卒業式でした。むしろ、式典すらなく各クラスだけでの実施でしたが、あれはあれでよかったのかもしれませんね。もちろん、卒業式は卒業生ためだけのものでもありません。これまで卒業生を立派に育て上げた保護者、またそれを少しばかり見守らせてもらった教職員など、さまざまな人々のためでもあります。

そういう意味で、いつもとは違った卒業式ではありますが、きっとそれはそれで良い思い出に残るだろうと信じて、今日という一日を過ごしたいと思います。

さて、そのような一日ですが、卒業式前後は仕事が山積みです(笑)と、言うのも今週は振替休日消化の関係で、出勤日が少なく、出勤した日はタスクがどっさりです。

もちろん、卒業式中は卒業生のことだけを考えて業務にあたりますが、その前後はめまぐるしい一日となりそうです。式典では放送担当ということもあり、体育館の後ろのど真ん中、つまり特等席で卒業式を見ることができます。

だからこそ、式典前後がいかにめまぐるしい時間になろうとも、この式典中は卒業生に思いをふけりながら、仕事に励みたいと思います。

卒業式くらいは他の仕事はあまりしたくないなぁ…という本音もありつつ、そうもいかない現実を受け止めながら、朝からフルスロットルでやっていきます。

さて、卒業式がはじまるまでの時間が一つの勝負なので、とにかく…頑張ります!!!

「卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。」