先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-322~

みなさん、おはようございます。

昨日は勤務校の卒業式でした。私は役割分担がこの数年「放送」担当のため、体育館の中央一番後ろで音響のチェックをするため、この数年はある意味特等席で卒業式に参加できています。

しかし、昨日は改めていつもとは違う卒業式でした。来賓も保護者もいない、また全員がマスクをして、基本生徒は話をしない…なんというか不思議な感じがしました。

ただ、卒業式を終えてからの最後のHR、そしてそれからはある意味いつもの卒業式でした。むしろ、それまでの反動かのように三密を防ぐのが大変なくらいの状況で、最終下校時刻になっても学校に残る卒業生をみると、なんとも言えない気持ちになりました。

今年の三年生は、改めて高校生活を満喫しづらい学年だったと思います。昨年3月の修学旅行中止にはじまり、4~5月の臨時休校、各種部活の大会の延期や中止、また文化祭もなくなりました。

本校ではかろうじて体育祭はありましたが、それも3年生のみのものでした。

また年が明けると再度の緊急事態宣言で、なんというか耐え忍ぶ1年間だったのではないでしょうか。もちろん、これはいまの高校3年生以外にも言えることです。

本当に改めてすさまじい一年だったと思います。ただ、そうこうしているうちにまた一都三県では緊急事態宣言が延長されようとしています。

教育現場にいる人間としては、緊急事態宣言の延長を受けてまた教育活動がどうなるのか…悩ましいかぎりです。

なんというか、改めて新しい日常を生み出していく必要があるんだと実感しています。きっと、大きく変化しろ!と神さまが言っているのかもしれません。

これまでに戻すのではなく、これからを生み出す勇気、それが私たちに求められているんでしょうね。

変われないではなく、変わらなくてはいけない…さて変わる2021年にしましょうかね。