先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-18~

みなさん、こんにちは。

本日は「情報伝達の難しさ」&「認識のズレ」をテーマにつれづれなるままに書き連ねたいと思います。

実は、勤務校がオンライン会議メインとなり、この「情報伝達の難しさ」&「認識のズレ」というのが大きな課題になっているなぁと感じています。

在宅勤務でオンライン会議がメインとなり、確実に減少したこと、それは「雑談」です。まぁ、いわゆる無駄と認識される時間なのですが、実はこの無駄と認識される「雑談」がミスコミュニケーションを防ぐ重要な時間となっているんです。

どうしてもオンライン会議で時間が制限され、また対面でのコミュニケーションが減ると、最低限の情報共有となってきます。

たとえば、管理職から各教科主任に「各教科の特性を活かしながら数回のオンライン授業を準備してください」という話があったとします。するとこれまでの職員室であれば、各教科の先生方が、教科内、教科外を問わずこの話題について雑談がてら情報交換をして、なんとなく「各教科の特性」を認識しながら「数回」と指定された授業回数の幅を狭めていきます。

しかし、在宅勤務でその「雑談」が減少したいま、どうしてもこのすり合わせが難しく、結果「認識のズレ」を生むことになります。

また、限られたオンライン会議の時間で、膨大な情報量を受け取り、それをまた別の人に流す際に、確実にそこには各個人のフィルターがかかります。そうすることにより、正直正確な情報伝達は難しくなります。

たとえば、管理職から各教科主任に「最初の週の動画配信は授業ではないので各教科が自由に動画を撮影してください」という話があったとします。これを受け取った教科主任はさまざまな解釈ができます。「自由に撮影をしていいなら、何十本撮影しようかな」「授業ではないのなら撮影しなくてもよいのでは?」「授業ではないなら、授業以外の内容を扱わなくてはいけないのかな?」「次の週からは授業としての動画配信なのかな?」といった具合です。もちろん、それらを会議の中で埋めていくことになりますが、不慣れなオンライン会議、そして「雑談」が減少した在宅勤務ではまだまだ難しいのが現状です。

そして、実は勤務校でもまさにこのようなミスコミュニケーションが起き、それらを解決していくことがこの数日で起きています。ただ、なんとなくそれを楽しんでいる私がいるのも事実です。だって、これはオフラインでもオンラインでも起きること!あとはいかにきちんとコミュニケーションというボールをキャッチボールするかにかかっていることですからね。なんか日々自分自身が成長している感覚があります。もちろん、時々イラッとすることもあります(笑)でも、そういう時こそ「成長のチャンス!」ととらえると、とにかく楽しくて仕方がなくなるんですよね。

さて、勤務校ではGW(今年はステイホーム週間ですが…)が終わると、動画配信型授業に向けた準備が本格化します。また「情報伝達の難しさ」&「認識のズレ」が起きるんだろうなぁとワクワクしつつ、ステイホーム週間をで少し英気を養いたいと思います。

「逆境こそ成長のチャンス!」