先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-34~

みなさん、こんにちは。

今日は、対話と自律神経についてなんとなくまとめておきたいと思います。

実は、この社会情勢になって、オンラインによる対話が間違いなく増えました。オンライン会議やオンライン飲み会のような多人数なものもありますが、それよりも一対一の対話も増えて、情報交換をしながら今後の社会や新しい教育について未来志向に語り合うことが増えています。もちろん、ふざけた話もありますけれどね(笑)

さて、そのような中、久しぶりにたまらない対話をしました。結果的には5時間以上の対話(笑)まず終わった後に感じたのは、試合後のような感覚でした。もう少し自分事に落とし込むならば、10キロ程度それなりのハイペースで走った後、インターバルダッシュをして、そのうえで1時間くらい散歩したような…確実に交感神経と副交感神経がビンビンに刺激される時間でした。ただ対話を長時間すると疲れるなぁというのも本音です。もちろん心地よい疲れなんですが、さすがにこれを毎日はできないし、いくら定期的でも一度にこれはなかなかハードですよね(笑)ある意味、公式戦であれば話は別ですが、定期的に行う練習試合であれば、もう少し時間は区切ったほうが良いんだろうなぁと。

ただ、そこで感じたことはこんなにも自律神経(交感神経と副交感神経のどちらもバランス良く)を刺激する対話ができる人ってなかなかいないなぁと。なんというか日本人って、議論や対話よりも会話か演説が好きなんですよね。よく飲み屋さん(いまは「三密」防止のため行けませんが…)でみる会社員の方の飲み会なんかを盗み聞きすると感じますが、他愛のない会話と上司の演説(一方向的な部下への愛のムチという名の説教?講話?)がメインとなっている気がしています。まぁ、私が行く飲み屋さんのレベルがごくごく庶民的なことが理由の一つかもしれませんが、なかなか議論や対話をしている場は少ないなぁと。それでいて、ワークショップなどではもちろん議論や対話はできるんですが、ワークショップのようにしっかりと場を設定してあげないと、議論や対話をできない人って少なくないのではないかと思います。あとはどうしても「愚痴」というつまみがないと、話せない人もいますよね。そう考えた時に、自律神経を刺激できる対話って本当に素敵だし、まさにエネルギーの交換(循環)を体感しました。またそれが画面越しでも伝わってくる人はそうそういないなぁと。ただ、そのように対話できる相手とはある意味練習試合でも毎試合120%になってしまう分、毎試合この対話では確実に継続できないですよね(笑)(たぶんどちらかと言うと交感神経のほうが刺激されちゃうからなんでしょうね笑)

そんなことを考えていたら、先日その対話をした相手から似たような内容で連絡があり、今度は定期的に時間を区切ってやろうと提案されました(笑)なんか、おもしろいですよね。一緒にいて落ち着く、一緒にいて心地よいという相手も大事でしょう。一緒にいて楽しい、一緒にいて笑える、そういう相手も大事でしょう。ただ、「刺激的な対話」ができる相手って尊敬できるし、本当に素敵だなぁと思いました。

さて、みなさんこの社会情勢でまずは他者との会話はできていますか?そして、会話できる相手がいるのであれば、その人と対話や議論はできていますか?

そして何よりも…会話でも対話でも議論でもいいんです。そこに相手への尊敬と思いやりはありますか?お互いを受容して承認して…そのうえで関係性を築いていくことがきっとオフラインでもオンラインでも大事なんじゃないかぁと思います。

そろそろ一旦、日本社会はこの自粛生活から抜け出し、新たなステージへと向かいそうです。教育現場もおそらく6月から少しずつ動き出せそうです。そのような中、他者とともに新たな未来を創造していくことが大切になっていきますね。人間はどんなに優秀でも自分ひとりでは大事を成すことは難しい。でも、同じ志を持った人がたくさんいれば、きっとそれは叶います。そして、その目的達成のためには会話だって大事です。うん、人間っておもしろいですね。