先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-116~

みなさん、おはようございます。

本日から勤務校の夏休みです。勤務校は8/9~8/31の夏休みとなりますが、中には夏休みが4日間という学校もあるそうで…個人的にはこの社会情勢でもあるので、全国で一週間くらい一斉に夏休みをとっても良いのかなぁと思ってしまいます。まぁ、さまざまな事情があってそういうわけにはいかないんでしょうが。

さて、本日は臨時休校期間中から企画していた高校生たちによるオンラインイベントが開催されます。この企画は、大人と高校生が臨時休校期間中に何かできることはないか?という問いから動き始めたものです。本番当日となりましたが、とにかく本日まで紆余曲折ありました。その中で2つ、非常に難しいなぁと感じたことがあります。

まずは、多世代によるイベント企画・運営の難しさです。正確にいえば、高校生以下とそれ以上というカテゴリーに分けておきますが、高校生以下のみなさんと企画・運営をする際に、あらためて「やらされている感覚」に陥らせない工夫が大切だということを痛感しました。今回の企画・運営でもどうしても大人たちが入ると、大人たちは伴走をしているつもりでも高校生にとっては伴走どころか手をひっぱってリードされている感覚になってしまうようです。もちろんそれを良しとする大人や高校生もおりますが、今回の企画・運営であれば高校生たちがメインです。そうすると、大人たちと高校生たちの温度差がズレていってしまうと、そのチーム自体が機能しなくなります。そういう意味でも、改めて多世代の場づくり、多世代のチーム作りの重要性を感じた瞬間でした。

そして、もうひとつがこれは大人にも高校生にも、すべての人に言えることではありますが、今回のようなイベント、つまり必修ではない、やってもやらなくても良いものに対してどうコミットし、そのモチベーションをどう保つのか、その難しさも改めて痛感しました。6月から学校が再開され、高校生たちもそれまでより忙しくなりました。大人たちも6月から社会が動き出し、正直忙しくなりました。そのような中で、どうしてもこのようなイベントに対しても優先順位は下がってしまいます。そして、それは必然なことだと思います。しかし、そのような中でもこういったイベントをどう成功に導いていくのか…本当に難しいことだと思います。なんというか、やってもやらなくても良いことをいかに楽しみながら、実現してくのか…きっとこれからの社会においてとっても大事なことだと思います。でも、なんとなく社会の風潮はできるだけ最低限のことをやろうなんていう感じもあります。もちろん、そういう時だってあります。でも、なんかこういう社会情勢だからこそ、自分で人生に愉しみをどんどん見つけて、その瞬間は多少回り道と思っても、常にクリエィティブな人生を送りたいなぁと思います。嘆くのは簡単。文句を言うのも簡単。やめるのも簡単。やらないもの簡単。そして、それらを否定はしません。でも、せっかくなら、前向きに、クリエィティブにどんどん新しいことを生み出していく、そういう感覚を大事にしていたいなぁと思いました。さて、そんな夏休みにしようと心に誓った夏休み初日の朝です。