先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-87~

みなさん、おはようございます。

最近、自分の中でのブーム、いわゆる「マイブーム」があります。

それは、放課後の「教室清掃&消毒」です(笑)

 

6月の学校再開から、放課後の教室清掃と消毒はすべて教員が実施します。

だいたいどのクラスも30分くらいはかけていますかね。

この教員が実施する教室清掃と消毒について世の中では賛否両論がありましたし、いろいろな考えがあると思います。ただ、事実やらざるを得ません。

だからこそ、私は個人的に楽しんでいます(笑)

私は担任を持っていないため、副担任として週に3回、すべて異なるクラスの清掃と消毒に行きます。

まず、何より良いのが約30分、無心にひとりで教室をキレイにし、机を並べ、机を水拭きし、そのうえで消毒をする…ある意味修行僧のようでプロフェッショナルのようでたまらない時間です。なんというか無心になってやれるのがたまらないですね。

私はこの時間は極力その日の内省にあてています。そのあと、部活があるためあまりゆっくりとはできませんが、それでもなんというかこの時間はある意味リセットタイムになるんですよね。

また、副担任としてすべて異なるクラスで清掃&消毒ができるため、各担任の先生の方針や生徒の様子が、教室の状況でよくわかります(笑)

まぁ、たとえ3クラスでもその差は一目瞭然なんですよね。

そうすると、今日このクラスは何を思って一日を過ごしていたのかなぁ…そんなことを考えながら、清掃と消毒をしています。

もちろん、疲れませんか?と問われたら「はい」と答えます(笑)

それは、そうですよね。確実にいつもより仕事量は増えていますし、何より心労があります。でも、とにかく生徒と教職員からコロナウィルス感染者を出さないために少しでも何かできることがあれば…その思いで一心不乱に清掃と消毒をします。

この時間もきっと後ろ向きにとらえたら、とても憂鬱な時間になる方もいるんでしょうね。でも、心を無にして、一日を振り返られる時間、そうとらえるだけでこの30分の経験は大きく変わります。

最近は消毒のかけ方にも自分流が出てきて、なんかうれしいです。

こういう時だからこそ、心のあり方をどう持つのか…改めて大事にしてみませんか?