先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-136~

みなさん、おはようございます。

昨日はちょっとした教育関係のオンラインの情報交換会でしたが…それぞれの現場でさまざまな状況が起きていることを認識したと同時に、やはりこういった場に集まってくる方はみなさん前向きでエネルギーの塊のような方ばかりで、結果ものすごく元気をもらいました。

そして、その情報交換の中で私の中で2つの学びを得ました。ひとつは、「個をみとる大切さ」このコロナ禍でどうしても教育現場ではコミュニケーションをとりづらい環境に追いやられてしまっています。もちろん、さまざまなコミュニケーションの手段はありますが、それでもグループワークなどは禁止、食事中も私語厳禁などなかなか厳しい環境にあります。そこで、私自身の授業スタイルで授業の終わりに生徒と一対一の問答をするというセッションがあります。もちろん約40名の生徒がいるので、一人当たりの時間はそう長くはありませんが、それでもこのスタイルを1学期に実施して、改めて個別対応の大切さを痛感することになりました。その話を情報交換会でさせてもらった時に、各学校では2学期行事が無くなり、授業がずっと続く中で生徒のモチベーションやひとりひとりの生徒の状況把握のために「個をみとる」ことがとても大切だろうという話になりました。

改めて一学期間私がやってきたことは間違っていなかったなぁと実感しつつ、2学期はより質の高い、生徒のための「個をみとる」時間の担保を目指してやっていきたいと思えました。

そして、もうひとつは改めて「オンライン授業が目的化していないか」ということです。このコロナ禍で多くの学校でオンライン授業を実践することが増えました。私はオンライン授業が当たり前になってきたことにうれしさを覚えつつ、むしろオンライン授業をするために教職員が試行錯誤をして、結果授業改善につながったことが大きいなぁと感じています。しかし、最近気になっていたことは、そのオンライン授業を実践することが目的になってしまっていて、果たしてそれが生徒のためになっているかということです。

実は勤務校でも若干その傾向が見受けられます。そして、それは決して何かを悪くしてやろうとか何かを邪魔してやろうかというものではなく、善意からくるものです。しかし、この善意から派生している誤りは最も厄介なんですよね(笑)

今夏も生徒には大量の課題が出されました。オフライン、オンラインどちらの課題もです。もちろん生徒はなんとかしてくれるでしょう。でも、今夏は短いです。この夏休みは生徒にとって、教職員にとってどうあるべきか、それらを考えると自ずとオンライン授業がどうあるべきか、課題がどうあるべきか、そして夏休みがどうあるべきか、容易に納得解は出てくるのではないのかなぁと感じています。

さて、昨日もらったエネルギーですが、本日は午前中に会議、午後に出張、夕方から職場に戻って打ち合わせと残務処理、そして夜はオンラインmtg.…エネルギーを使い果たさないようにのらりくらり過ごします(笑)