先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-151~

みなさん、おはようございます。

2学期がスタートして一週間、なんとなく1学期の雰囲気と異なるなぁということを感じながら仕事をしていました。

その理由が何なのか?これといった明確な原因がわかりませんが、なんとなく学校全体が疲れているなぁという印象を受けています。このまま2学期は12月まで続きます。ちょっと心配な雰囲気を感じているからこそ、少しでも2学期の生活に慣れて、上手にリフレッシュをしていかないとまずいなぁと思えた一週間でした。

さて、本日は部活の公式戦です。偶然にも会場が近いため、今朝も普段の公式戦よりはのんびり向かうことができそうです。withコロナで本当にどうなるかわかりませんでしたが、こうやって公式戦が行われることに感謝をしています。ただ、一方で日常生活に戻る中で、部活動がどうあるべきか…やはり考えていかねばならないことだと真剣に思うようになってきました。

最近感じることは、部活動を実施することはそう感染リスクが増えることでもないですし、生徒にとっても運動部・文化部問わず非常に良い機会だと感じています。しかし、やはり長時間の活動や部活動時の食事、また本校も現在は実施していませんが宿泊を伴う合宿はおそらく感染リスクは高まってしまいます。

そういう中で生徒が「自走」できる部活動のあり方が今まさに求められているのだと感じています。コロナの感染リスクを下げながら、限られた条件下の中で生徒がやらされている部活ではなく、自分たち自らでやりたくなる部活、それが求められていると切に感じています。

きっと、このコロナ禍で勉強はもちろん、部活の自走力も求められてきます。そして、学校によっても自走できる生徒を育む学校とそうではない学校で、このコロナが収束した時に顕著にその差が出るのではないかと思います。

そして、その中で大きく影響するのが現場で働く教職員のマインドです。勉強を教える、部活動を指導する教職員のマインドが良い方向に変わるか、コロナ前に戻るか、その違いできっとその学校の授業力や部活動のあり方は変化していくでしょう。もちろん、変化しない学校もあるでしょうが。

さて、本校はどちらに向かうのか。もちろん、学校という組織として「自走」できる生徒をひとりでも多く育める学校にしたいですが、一個人としては絶対にコロナ前に戻すのではなく、コロナを通じて新たな学校にしたいと感じています。

さて、本日の公式戦…いくつかの学校がきます。なんとなくその学校の部活の雰囲気を観察していると、「自走力」がわかります。そういう視点で見る公式戦も良いものです。

一線必勝、一日でも長い秋になりますように…