先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-192~

みなさん、おはようございます。

本日は学校における保護者の関わりについてつれづれなるままに書き連ねたいと思います。

学校というのは、生徒と教職員だけで存在するものではありません。そこに保護者や地域住民の方などの支えもあり、存在するものだと感じています。もちろん、例外はあるかもしれませんが、一般的な学校であれば保護者の存在は学校にさまざまな影響をもたらします。

一般的にはいわゆるPTA、後援会と呼ばれる組織があり、そちらがメインとなってガッコ運営を支えてくれます。また、それ以外にもクラスのことや部活動のことなど、実は保護者が学校に関わる場面は多岐にわたります。

もちろん学校によってその濃淡は異なると思いますし、保護者が関わることに対するさまざまな意見もあると思います。私の勤務校は比較的積極的に保護者が関わってくれます。もちろんそのことにより、お叱りの言葉などを受けたこともあります。しかし全般的には良好な関係を築けているほうだと手前味噌ながら実感しています。

そのような中、私が顧問をしている部活動はおそらく一、二を争うくらい保護者、つまり父母会との関係が密であり、父母会の方の支えなくしては正直運営できない部活です。

他校さんでは父母会が組織されていない例もありますが、私が担当する競技では多くの学校が父母会を組織し、さまざまな面でサポートしてくださっています。特にこのコロナ禍でこれまで以上に父母会の方にはご迷惑をおかけしています。また、練習試合にも積極的に観戦をしてくださり、その中で見えない面で多くのサポートをしてくださっていたのですが、本校はグラウンドが狭い学校のため、基本他校での練習試合となります。

そこで、保護者の観戦も原則遠慮しましょうということになっています。なんというか、保護者の気持ちを考えると、きっと観戦して息子・娘たちの頑張っている姿を応援したいだろうなぁという気持ちが痛いほどわかります。

しかし、この社会情勢で、本校主催の練習試合ならまだしも、他校さんのグラウンドで観戦し、そこから感染者が出た場合、責任問題に発展してしまいます。本校も管理職と相談の上、あくまで感染リスクを下げるという観点から保護者の練習試合観戦を原則NGとさせてもらいました。

ただ、公式戦も早めの終戦を迎えてしまい、次の公式戦は4月となります。一旦本校としても年内の他校さんでの練習試合の観戦はNGとして、12、1、2月は練習試合がNGの競技のため、次に練習試合が解禁されるのは3月となります。その3月の頃にはコロナウィルスも落ち着き、ワクチンも完成し、保護者のみなさまもこれまでどおりに観戦できることを祈るばかりです。今は、我慢の時です。そして、その我慢がきっと春に大きな花を咲かせることを信じて…もちろん夏に一番大きな大輪を咲かせてほしいですけれどね。