先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-237~

みなさん、こんにちは。

最近、ものすごくハマっていることがあります。それは何か?

自分が顧問をしている部活関係の指導者の本を読むことです。本日で、すでに10冊以上の本に手を出しています。ここまでこのブログを書いてきて、なんとなく顧問をしている部活の名称は出していませんでしたが、いよいよ解禁します(笑)

と、言ってもなんとなくわかる方はわかるかと思いますが、野球部です。私はこれまで野球部の顧問を10年以上してきました。ただ、ずっと副顧問という立ち位置だったのですが、今年度から部長に就任しました。ただ、これまで部長をやられていた先生が管理職になったとだけの繰り上がり部長ですが、それでもこの1年間、これまでの副顧問というスタンスからは大きく関わり方が変わりました。シンプルにいえば、ものすごく決断することが増え、またその責任が増しました。本校は専属の監督さんがいらっしゃる分、技術指導という面ではその方にお任せしておけば良いのですが、これまでの副顧問という立場からは全然想像できないくらい多くの仕事がありました。正確に言えば、ものすごく気を遣う面が増えたというほうが正しいかもしれませんね。また、このコロナ禍で大会自体も中止になったものが、再度開催され、ものすごい感染対策をしたうえでの約半年でした。

ただ、こういう年に一責任者をやらせてもらったことにより、正直ものすごい経験値が上がったのも事実です。正直、6~8月、夏の大会前、夏の大会、そして夏の大会後そのまま夏休みの練習試合、外部練習試合と…倒れかけたこともありました。また、秋季大会では予選を勝ち抜き、本選に出られたおかげで良い意味で休みも無くなり、6月から11月までの半年間は正直ノンストップの半年でした。そして、ようやく12月になり、部活動も期末試験の関係で一旦お休みとなり、ようやく立ち止まる機会を得ました。そして、ここまでを振り返り、技術指導をしないまでも、一顧問、一部長として何ができるのか?を改めて問い直しました。そこでひとつの答えが、野球について学ぼうということです。ただ、私の場合は野球の技術的な面ではなく、野球部という一組織の作り方を学び、それを勤務校の野球部、そして勤務校に活かしたいと考えました。

そして、現在まずは一流の指導者の考えを勉強しようと、プロ野球では故野村克也さんなどの本を中心に、また高校野球では甲子園監督の体験記などを中心に読んでいます。その中でも最近特にハマっているのが、田尻賢誉さんが書いている有名監督のセオリーシリーズです。もちろん有名監督の方々の仰るセオリーがすべて正しいとは思いませんし、すべてが勤務校に活かせるとも思っていません。ただ、ものすごく参考になりますし、元来野球が大好きな人間なので、シンプルに読み物としても楽しみながら学べます。

そして、これらを読む中で、やはり一流の指導者は本気であり、妥協せず、何より謙虚であるということがわかりました。特にその「謙虚さ」というのには共感ができています。残念ながら、二流、三流の方ほど横柄であり理不尽ですからね(笑)

さて、私自身もこの謙虚さを大切にしつつ、この12月はたくさん野球関係の本を読み漁りたいと思います。