先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-242~

みなさん、おはようございます。

いよいよあと一週間で今学期も終わりを迎えようと思います。

なんというか…昨日はホッコリする出来事がありました。このコロナ禍で、勤務校は冬休み中、公式戦がある部活を除いて原則部活動が活動停止となりました。

そして、昨日は定期試験最終日で、部員を全員集めて、きちんと直接部活動が停止ということ、そのためにこの冬休み中をいかに過ごすかという話をさせてもらいました。

その時、なんというか個人的にはものすごくうれしいことがいくつもありました。

まず、その活動停止期間をどう過ごすかで監督の思いを伝えて、私の思いも伝えました。そのあと、もうひとりの顧問の先生も思いを伝えてくれたんですね。当初、もうひとりの顧問の先生は他の仕事でその打ち合わせには参加できない可能性もあり、また参加できることが決まっても一言話すのを遠慮されていました。ただ、その場で話をふったら監督と私が伝えられない、きちんと全体のことを考えたことを伝えてくれた、頼もしくもあり、またなんというかうれしくなりました。

また、その後、全員が解散させてからある意味サプライズとして…定期試験の結果が芳しくないものは終業式に私が個人的に呼び出す!と宣言しました。正直、どのような反応をするかなぁと思っていたら…あまり芳しくなさそうな1年生の部員から…「自分から面談に行ってもいいですか」というコメントがでる(笑)。なんというかホッコリしました。

ただ、なんというかこの一言が大事なんだと思います。こうやってコミュニケーションをとって、きちんと「みている」ということを伝えることが、双方にとって大事なやりとりなんだと信じています。最近はどんどん効率化、無駄を嫌う風潮です。もちろん、社会がそうでなければ回らなくなってきているんでしょう。ただ、効率化をはかる世の中だからこそ、こうやってある意味泥臭い時間も必要なんだと思います。そのようなわけで…成績処理が終わり次第、部員たちの成績をすべてチェックをして、必要なみなさんをお呼びします(笑)

そして、最後にそのミーティングを終えて職員室に戻る前に、帰ろうとしているレギュラーの部員と話しました。この期間どう過ごすかをきくと、「体重を80㎏にします」と返答がありました。

なんというかこの20分程度の時間で、顧問の先生に、1年生の生徒に、2年生のレギュラーにホッコリさせられました。

改めて、この職業って良いなぁと感じつつ、いかにこういう思いを継承していくのか…考えていきたいと思います。