先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-278~

みなさん、おはようございます。

「なぜ僕らは働くのか」池上彰さんが監修して話題になっている本ですが、昨日という一日は、この「働く」という意味についてものすごく考えさせられた一日でした。

もっと正確に言えば、生きるということについて考えさせられた一日でした。

私が感じるのは、働いていったり、生きていくということにつきものなのは、価値観と価値観の対立が必ず起こるということです。そして、それらの価値観はその人たちにとっては正義であるから、価値観の対立は正義vs.正義の戦いなんですよね。

そして、その正義vs.正義の戦いを繰り返すのが、働いていったり、生きていくことなんでしょうね。もちろん、常に戦うわけではありません。そういった中で、それぞれの正義をぶつけあったり、自分がひいたり、新しい道を切り拓いていくのだと思います。

ただ言えるのは、このコロナ禍でそれぞれの価値観、つまり正義というものを考える機会が増えて、それぞれがこの価値観を大切にしていくことが増えていくのではないかということです。そしてそれが起きると、価値観の対立よりも、それぞれの価値観が独立していき、ある意味対立は起きないものの、それぞれがバラバラの方向に向かっていくんだろうなぁと感じています。

むしろ、それは正常なことかもしれません。ただ、間違いなく新しい生活様式、新しい働き方、新しい価値観が生まれていくんでしょうね。そういう意味で、私自身にとっては昨日のある瞬間、ついにパンドラの箱が開かれたという感覚がしています。そして、このパンドラの箱が開かれたからには、みんながより価値観を大切にして、生きていけるんだろうなぁという希望が見えた半面、ある意味希望ではなく絶望と感じた人もいるのかもしれません。

そういう意味でも、改めて何のために働くのか、何のために生きるのか、このコロナ禍はそれを人間に問うている気がしています。

私自身は、12月頃からこれらのことに直面し、2021年以降は好きに生きると決意しました。(もちろん好き勝手ではありませんが)ある意味パンドラの箱を空けて、希望を見出しました。そして、それからというものの、正直ものすごく気持ちが軽く、またさまざまなことを前向きにとらえられるマインドでいます。

さて、このコロナ禍でどのように働き方、生き方が変化していくのか…そして、これは大人だけではなく子どもたちも同様です。彼らは何のために学び、何のために学校に通い、何のために生きるのか…これらときちんと向き合い、10年後、20年後、素敵な人生を送ってほしいと心から願います。

さて、パンドラの箱が開かれました。そこに残っているのは希望か絶望か…はたまた!?