先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日~

東京の私学の先生がコロナ禍に置かれた教育現場でなんとなく奮闘する物語です。

先生vs.コロナ~終戦Xデーまであと★日-330~

みなさん、おはようございます。

「時間軸」昨日はそのことで大いに話題になりました。

人によって、この「時間軸」というのは全く異なると思います。

1日単位でこの時間軸を持つ人もいれば、1週間、1か月、またそれ以上のスパンで物事を捉える人もいます。

私は比較的この「時間軸」が長いほうで、もちろん1日単位の時間軸もありますが、1日、1週間、1か月はもちろん、学期、年間というようにかなり先のことを考えて動くようにしています。それは、決して「いま」を見ていないわけではなく、例えば1年後こういう自分になっていたいというVision、そして未来予測を立てながら、1か月、1週間、今日という1日を過ごすという意味です。

年齢としても中堅のため、比較的マネジメントする立場にもあるため、やはり未来予測を大事にしながら、いかに先が見えない不安を自分自身はもちろん、自分の部署や自分の周りが抱かないように気を付けています。

さて、そのようなことを話していた時、実は日本社会はこの「時間軸」を短めに育成する教育システムであるという話題になりました。

もちろん、多くの経営者、特に成功している経営者たちはこの「時間軸」が非常に長いと言われています。また、未来を見据えるためには過去をしっかり学ぶことを大切で、あの有名なソフトバンク孫正義さんは200年後の未来を予測するために、200年前の過去を学ぶなんていうことをしています。

そして、それは私自身ものすごく共感しています。正直私は200年後を見据えるほどの器はまだまだありませんが、それでも比較的長めの未来予測をしながら、その分過去を学び、そのうえで「きょう」という一日を有意義になるように過ごしています。

しかし、残念ながら日本社会の教育システムでは、その日一日を過ごす、つまりその日どうするかという短い「時間軸」を一生懸命さえ生きればそれでいいという感覚がいまだ残っているような気がします。

この原因についてはここでは言及しませんが、その日一日を燃え尽きるまで一生懸命という文化がいまだあるのかもしれません。

もちろん働き方改革やこの10年くらいの社会の変化でだいぶそのあたりも変化してきていると思いますが、それでもいまだにこの「時間軸」は短い人が多いような気がしています。

ただ、これからの未来、いかにこの「時間軸」を長めにしつつ、そのうえでその日一日を有意義にするかが求められているような気がしています。

そしてそれを次世代に育成できるのが、教育現場なんですよね。そこで働く大人である教員がロールモデルとしてしっかりとした「時間軸」を持つこと、なんとなくそれが大事だと思います。

さて、改めてこの「時間軸」を大切にして、のらりくらり過ごしていきたいなぁと思う今日この頃です。